革命-その3(冒頭)

「革命のエチュード」
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ほとんど練習できていません。いえ、していません。だいぶブランクができてしまいましたが、とりあえず何度か繰り返し練習して動画を撮りました。
面白いもので、慣れてくると右手がちゃんと次の和音を弾く態勢になっています。特に意識したわけではないのですが不思議ですね。

まだ難ありです。両手で駆け下りする部分の最後で左右の手がばらけています。指が回らななくなってくるので最後が目立つようです。
前回書いた、「なぜコルトー先生が3-4の指のトリルを練習するように指示しているのか分析できればと思います」と関連がありそうです。


まず、3-4の指によるトリルについてです。
これは特に左手の薬指の強化を目指しているように思われます。人差し指を少し離れたところに置いてトリルすることで効果が一層上がります。正直言ってこの練習は手が疲れます。ということは、もっと繰り返す必要があるのでしょうね。どうにも脱力ができません。
降りてくる音型では4→3の動きなのであまり問題なくなったようですが、最後に下降スケールを繰り返しながら徐々に音程が上がっていくところで、左手の4と5の指の安定がなくなっています。薬指につられて小指もすぐに打鍵してしまうみたいです。それで全体として左手が走ってしまうと。

それでこのトリルの練習が必要なのはわかるのですが、脱力しながら弾く方法がどうにもつかめません。スピードをうんと落したところから始めるのが良いかもしれません。試してみたいと思います。

右手について。こちらは跳躍があるので難しいです。16分音符ではややテンポを落とす必要があるでしょう。跳ねたところの和音をはずしていますね。こちらはこちらで練習課題があるようですので後ほどトライしてみたいと思います。

全体としては、自分の弾けるテンポが見えてきたような気がします。
今している練習は、弾けるところは速く、弾けないところはゆっくりと通して繰り返す方法です。コルトー先生は、先に困難な個所を克服する練習をしてから曲に入ることを薦めていますので、あまりいい顔をしないかもしれません。

ただこうすることにより、全体の流れがつかめることも事実です。
今回ブランクを開けたことにより、ゆっくりでも続けて弾けないところが何とかなっていました。休んでいる間に脳が情報を整理したのだと思います。曲もほぼ暗譜できたと思います。ちょっと怪しいですが。

筋トレの場合、トレーニング後に筋肉が超回復をする時間を取ることが必要だそうです。大胸筋なら1日おき、背筋なら2日おき(腹筋は毎日できる)でトレーニングすることによって筋肥大が得られるとのことでした。
これと似たようなことが楽器の練習にも当てはまるかもしれません。もちろん、毎日楽器に触れることが大切であることは以前にも考えました。私はさぼってしまっていますが。毎日少しでも練習しつつ、かつ当面の課題曲を少しお休みすることで「超回復」のような効果が得られるような気がします。

現に、私が休んだ一つの理由は行き詰ったからです。どうにも弾ける気がしないとなると練習がおっくうになってしまいます。それで脳の超回復を待つのは良いことだったかもしれません。ただ少なくとも他の練習となる曲、たとえばこれまでに弾いてきた中から易しい曲を弾き続ける方がもっと良かったかもしれません。

そんなわけで、行き詰った時は「超回復」を待つことを試してみるのはいかがでしょうか?

さて、今月中に仕上げるのはとても無理になりました。今の予定では2月くらいには何とかしたいものだと思っています。更新のテンポは遅いですが、よろしければまたちょっとのぞいてみてください。

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