月光 第三楽章-その4(出だしの右手の練習と効果)

「月光」
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前回の課題、つまり次の親指の準備を早くする練習をしてみました。早く準備するということは、時間制限を設けてやればよいということですから、次のようにしてみました。

まず元になる音型が、
無題4
ですから、小指を弾かずに下記のようにすれば、
無題5
1.5倍くらい忙しくなるはずです。これを繰り返します。すべてのパターンで行います。動画の左側です。
ただし、小指から親指にバトンを渡すパターンは別とします。
その4の補遺(右手の音型の追加)参照

さらに、この音型の順番を保ったうえで、「リズム変奏」を行います。動画の右側です。

基本形リズム変奏

つづいて、もう一段階親指を忙しくします。音型は


無題6
ですから、元よりも2倍忙しくなったはずです。これも「リズム変奏」を含めて繰り返します。

基本形リズム変奏

正直地道で楽しいとは言えず、数十分ほどの練習ですが、変化はあったでしょうか?

以前アップロードしたものが「その1」の動画でした。練習後、特に考えなしに弾き始めたところ・・・、自分の意思とは関係なしに爆速(自分にとって)になってしまいました。右側です。とても荒っぽい雑な弾き方になっていますが、これがどうにも止まらない。

練習直後冷静に

練習の目的はスピードアップではなく、安定性を高めるために親指の準備を早くすることでしたから、意識的にゆっくりと弾いてみました。まだ雑ですがある程度の効果は上がったと思います。

そうだ!スローモーションで比較してみればよいですね。

前回 は上段、そして今回は下段。

い、いかがでしょうか?
まだいくつかの個所で特に意識することが必要ですが、総じて親指の準備が早くなっているのではないでしょうか?もうしばらくこの練習を続けてみようと思います。

この時点で二つ宿題があります。

一つはこの続きの似て非なる音型にも同じ対策をすること。
もう一つは、
「タカタトコトコタカタカジャンジャン」とではなく
「タカタトコトコタカタカジャンチャッ」と弾かなければならないということです。

意味通じるでしょうか?
それはまたの機会に。

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