なかなか更新がかからないので、投げ出しているのではとお思いの方もおられるかもしれませんが、そういうわけではありません。ただし暗礁に乗り上げていることは事実です。
誰しも時としてあることと思いますが、停滞期が始まって、自分が何を練習すればよいかがわからなくなってきます。現時点での目標が定まらないといいますか、いったい今何をしているのかがわからず悩んでしまうのです。もともとそういうストレスを作らない意図で始めたブログですから、自縄自縛に陥ってはいけません。リラックス。
ある程度弾けるようになった部分を仕上げていくべきか、全然のところを練習すべきなのか・・・「それが問題だ」。
ですからそういう時は焦らないようにしないといけません。毎日少しでもピアノに触っていればピアノそのものにストレスを感じているのではないということはわかります。
とりあえず写譜は一段落つきました。いろいろ間違いに気づいたり勉強にはなります。弾き方についてのアイデアも出てきます。頭の中ではちゃんと弾けているのです。ブランクが長いうえに基礎技術の習得もままならなかったのですから指がついてこないとしても当たり前。
他の曲を練習するのも脳の活性化にはよいと思います。以前弾いた「月光」やエルガーの「愛のあいさつ」の伴奏を練習しています。伴奏は三分の一程度何とか弾けるようになりました。伴奏には伴奏独自の難しさがあると思いますが、何人かで合奏するのも本当に楽しいことです。
一方、気乗りがしないのはハノンのような単調な練習ですね。コルトー先生の教本も持っていますが、ハノンよりまし、という程度で長続きしません。しかも結構難しい。視覚教材を見ないと具体的な動きがよくわからないものもあります。もっとも、そういった練習の積み重ねの上に名演奏があるのは承知の上ですが、目指すゴールが違いますので、最初から。
思えば子供の頃も自分の進歩がわからなくなったときに関心がそれていってしまったように思います。自分にとって少し難しい曲を選び、練習することで少しずつ進歩することができますが、忍耐力が必要です。リフレッシュを看板に掲げていますから時間をかけてあげればよいのです。例えばショパンの曲などはずいぶん時間がかかりますが確実に上達を感じます。今回の選曲は相当に背伸びしていますが、「月光」がずいぶん楽に弾けるように(気持ちの上でですよ)なりました。
上達のためにはハードルを少し高くしなければ意味がないようですね。一方、人前で演奏する場合は、自分にとって少し易しい曲を選ぶように、というのが我が家の家訓となっています。それでいて少し難しく聞こえるならさらにGoodというのが母の教えです。加えて、「もう少し聞きたいな」というところで終えること、というのもあります。さもありなんですねぇ。
このところ背伸びのし続けで、程よいレパートリーがありません。何か探してみましょう。
今月は本業の方も忙しくなりそうですので、なかなか更新も思うに任せませんが、引き続きどうぞお立ち寄りください。