月光 第三楽章-その6(「ジャンチャッ」《ff or fp》)

「月光」
このページには広告が含まれています。

出だしから繰り返されるくだりです。
(It is the first part of the 3rd movement.)

無題10
この最後の八分音符を「ジャンジャン」ではなく、「ジャンチャッ」と弾かなければならないのです。始めの頃は威勢よく二つともバンバン叩いてましたが、園田先生の版では丁寧に二つ目の八分音符に(P)と書いてあります。
(In this last end of two eighth-notes, it is necessary to be played by the low sound.
At the first time, it was beating both two fully authority well but the version of Mr. Sonoda writes < P > politely in the second eighth-note.)

どのように実現するかと言えば、ベートーヴェンはきちんと書いています。
(If saying how to be realized, Beethoven writes neatly.)


最初の八分音符の際はダンパーペダルを踏み、次はすぐ離すのですね。音符にはスタッカートがついていますから自然と二音目は短く切れるわけです。ただし、同じ強さで弾かないようにというのが補足された注解です。
(In case of the first eighth-note, it steps on a damper-pedal and in the next sound, it lets it go at once. Because the note has a staccato, nature and the 2nd sound are shortly broken.
But, being played by the same strength is the annotation to have added.)

やってみるとこれが思いの外うまくいかないもので、そこそこできているんだろうけれど、もうちょっとはっきりさせたいな、というのが正直のところです。
こればかりは地道に練習するのが一番のようです。そこだけ繰り返してもよいかもしれません。
(When trying, this doesn’t work out unexpectedly and will be pretty made but wants to clear a little more in the honest place.
It seems that it practices only this steadily most. It may be permitted to repeat only there.)

さて、この上昇音型が繰り返された後に出てくるメロディーラインですが、これも意外に曲者です。リズム変奏も有効ですが、一つ気づいたコツについて次回書きたいと思います。
(By the way, it is the melody line which appears after this rise figure is repeated but this, too, is a difficult one unexpectedly.
The rhythm variation, too, is valid but I think that the next time book is rare about the knack to have noticed one.)

少し話題を変えまして…。
私などは先生についたのは「ブルグミュラー : 25のやさしい練習曲」まででして、中学・高校とそれほど時間はありませんでしたが、気の向いたときに勝手に楽譜を買ってきて練習していました。仕上げることもしていませんでしたし(途中で飽きる)、変な癖もついたと思いますが。
それでも「ベートーヴェン:ピアノソナタ《月光》」ともなれば、第一楽章を弾くだけでかなり「できる」人のように思われます。実際はもっともっと奥深いのでしょうが、日本人好みの曲であることも相まって、結構喜んでもらえます。

ぜひ、お子さんやお孫さんに披露してあげてほしいと思います。

ただし、人前で弾くのはかなり気合が必要です。私には子供がないので妻に聴かせるのですが、普段(ヘッドフォンをして)なんでもなく弾けているところで止まってしまったりするのです。こちらの方が実力…なのかもしれません。
でも、めげずに続けてまいりましょう。脳を活性化し、充実した時間を持つようにいたしましょう。

タイトルとURLをコピーしました