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管弦楽曲を聴くのは楽しい。古今東西、自分はいわゆる「現代音楽」も好き。クセナキス作曲のノモス・ガンマはとりわけ思い入れ深い曲です。
1978年だったと思います。その日のプログラムは、
リゲティ:アトモスフェール
ラベル:ピアノ協奏曲(両手の)[piano 高橋アキ!]
シェーンベルク:管弦楽のための五つの小品
そしてクセナキス。
指揮はまだ30代だったと思われる井上道義。上野文化会館でした。
高校生だった私の垂涎のプログラム。ただしクセナキスだけは聞いたことがありませんでした。予習をしたところ、プレイヤーが聴衆に入り混じって演奏される、とあったので「ドキドキ」していたのですが、残念ながら「ステージバージョン」での演奏でした。(演奏開始前、少しテンション下がる)。
ところが…。
圧倒されてしまいました。いつまでもこの音の渦の中に浸っていたいと思ったことを昨日のことのように覚えています。
聴衆の拍手は鳴りやまず、楽団員一同「礼」をしての解散となりました(アンコールは無理です。あんな奇態な編成で演奏する曲は他にないでしょう)。
レコード(!)屋を回りに回って探したものの音源は見つからず、大学生になってからエラートのLPを見つけて爆音でしょっちゅう聞いていました。その後CDが出ていたので買いました。
一度にいろいろ書いても長くなるだけなので、小分けにして書きますね。