今日は「ラ・カンパネラ」も即興曲第一番も「月光」もお休み。普段は組み合わせて練習しているのですが、特に「愛の挨拶」を最初に弾くことを習慣にしています。
今は「ラ・カンパネラ」の練習が中心で、ブログのために即興曲第一番を練習していますが、今日は「愛の挨拶」をバイオリン(電子ピアノ)付きで練習してみました。
伴奏の練習にはどんなメリットがあるでしょうか?
やはりソロ楽器が入ると変わってくるものですね。これは自分で弾いていますが、実際にソリストと弾くとなるとさらに大きな変化があるでしょうね。合わせるというのはなかなか難しいことです。
それでも他の曲目に比べると技術的にはだいぶ易しいのですが(という割にミスっていますが)、表情を付けるのってなかなか大変ですね。いろいろな曲を弾くことはやはり大切だと思います。この曲では正確に弾くことはもちろん努力していますが、表現の幅を広げることを目標に練習しています。
ヴァイオリンを弾く親族と合わせるつもりなので、どうなることやら。楽しみ半分、心配半分。
エルガーの名曲ですが、楽譜にはいろいろ細かな演奏指示があります。私の演奏は楽譜に比べるとサスティン・ペダルの使用が多いかもしれません。プロの演奏と聴き比べてみるとやや響きが厚く、騒々しくなっているようです。ペダルの使用を控えめにしたいと思います。
楽譜には最小限のペダルの記号しかありませんが、それ以外踏まないと音がブツブツ切れてしまいますので、ある程度踏むのは仕方ないと思います。
それから、最弱音がpppになっていまして、どうやってそんな小さな音を…と途方に暮れてしまう場所もあります。伴奏の始まりはmfですぐpにデクレッシェンドするのですが、そのあと強弱記号、クレッシェンド・デクレッシェンドが頻繁に出てきます。中間部に入って、問題のpppが出てくるのですが、その意図は良くわかりません。すぐそのあとに最強奏が控えているのですが、あまり極端ですとやり過ぎになりますし。エルガーの「愛」はダイナミックですね。
ちなみにバイオリンのパートがやや小さく聴こえると思いますが、楽器の特性ですのでお断りしておきます。
今回試してみてわかったのは、ソロパートとともに練習することが大切、ということです。伴奏だけですとどんなメロディーを支えているのか今一つ判別しにくいですが、試すととてもよくわかりました。どのように弾けばよいかもヒントを得られました。
こんな時に電子ピアノは非常に便利ですね。ただ、バイオリンのパートを弾くのが意外に難しかったです。キーの押し方、シフト・ペダルの踏み方で音量がとても大きく変わるのです。最後もゆっくりディミヌエンドしたかったのですが、やや音が終わるのが早すぎました。逆に言えば表現力があるということなのでしょうね。
今日はちょっと脱線しましたが、こんなこともしていることを知っていただければと思い書いてみました。身近に楽器を演奏する方がおられるなら是非伴奏の楽しさも知っていただけたら嬉しいです。