さて、この続きですが、このサイトの目的は「効果的な練習方法を見つける」ことであって、私の遅々として進まない練習に付き合っていただくことではもちろんありません。ですので、ラ・カンパネラの練習は続けますが、また練習方法を見つけた時や、とりあえず弾けるようになった時などに触れるようにしようと考えています。
というわけで、ここらで新しい課題に入っていこうかと思います。「月光」、「ラ・カンパネラ」と来て、家族からの続いてのリクエストはショパンの「ノクターン第2番」。非常にありがちな曲ですが、短いので練習課題としても良さそうです。
技術的に比較的に平易にみられがちなこの曲ですが、真剣に取り組むとやはり簡単ではありません。なんでもそうですが。ただ完璧を目指そうと思っているわけではありませんので、それなりに弾けるところまでやっていきたいと思います。
練習は例によってコルトー先生監修のものです。運指がなかなか難しく手を焼きますが、日本語版が出ていることが救いです。
そこで「写譜」のお勧めとなるわけです。写譜をすると色々なことに気づきます。全体の流れもつかめますし、弾き間違えていたところを見つけることもあります。実は私の場合そうでした。細かな指示も写すと抑揚についても頭に入ってきます。
確かに面倒な作業ではありますが、もし電子ピアノをご使用でパソコンにMIDI接続ができるなら(USBでも使えますね今は)、ピアノを使ってステップ入力するのが一番楽と思います。お勧めのソフトはフリーソフトの「MuseScore 2」です。使い方に慣れるまで少しかかりますが、和音なども同時に入力できるので、入力スピードはなかなかではないかと思います。表現力も素晴らしいです。もちろん手書きでも良いのですが。
ちなみにこのように写譜したものは、練習するときに譜めくりが楽なように調整できますから便利でもあります。今回は3ページにまとめようとしましたが、一段、次のページにはみ出してしまいました。最後の段は簡単に覚えらるので、良しとしました。特にこの曲にはコルトー先生の思い入れが強いせいか、最初のページは半分以上解説に割かれています。
曲が短い分、練習課題も少ないかもしれませんが、ゆっくりと進めていきましょう。