ラ・カンパネラ – その52(やっぱり三連符が・・・)

「ラ・カンパネラ」
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ブランクが長かった割には覚えているものですね。練習を再開しました。もちろん何度もつっかえつっかえですが。そして感じたこと。「コーダが弾きやすい」何て言っていたはずなのに、今になってみるとこれが非常に難しい!

もう一つは、三連符でメロディーを弾く変奏の部分があまりにもきちんと弾けなくなっている、いや、弾けるようになっていない、ということですね。この部分の練習を見直してみましょう。


これに対応するために、下記のような練習を考えたのでした。

指使いは2-5を使います。

確かにこの練習をすると、2と5の音は良く出るようになるのですが、1の指が鳴らない、つまり2の指が残ってしまうために鍵盤が戻っていないという常態になってしまっています。

それでは、1と2の指の練習をしてみたらどうかと思い、下記の弾き方で練習したいと思います。2-1ですね。

この時、小指はできるだけ遠くに置いておきたいですが、あまり意識すると腕が突っ張って「危険」な感じです。腕を痛めそうです。無理ない程度にしておいて、1の指の音がきちんと出るようになることを目指します。

続いて、このままでは5の指はオクターブ上に届いていませんから、2の指を弾いた時点で5の指を伸ばすようにしてみます。とはいえ、それにつられて2の指も右側に引っ張られますから、次の位置に大急ぎで戻らなければなりません。

すると、それ(2の指の戻り)を練習するために最初の2-5の練習が必要になってきます。ただこの度は、5-2の動きに意識を向けることになるでしょう。常に何のために現在の練習をしているかを意識することが大切ですね。2-5を意識する練習では指の間隔は1オクターブです。5-2を意識するときは、1オクターブを超えます。しかも2の指は弾いてすぐ離さなければなりません。

同じ練習譜を弾いていても、意識の置き方で難易度が変わってしまう、それはよくあることです。実際のところ弾いていることは同じなので、常に2-5の意識を持てばいいように思います。最終的にはそれでよいのではないかと思っています。正確にできてさえいれば。

コーダについてはコルトー先生が練習課題を作ってくださっているので、それを地道に練習するしかないかなと。実は甘く見ていて、その練習はほとんどしていないんです。もっとも手の位置を繰り返しによって覚えこむ、というのがコンセプトの練習なので、かなり単調で正直気は進まないのですが。

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