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特に間をつなぐ必要もないのですが、機材がそろうまでのネタ。
アルフレート・ブレンデルの演奏がとても好きです。若いころにＦＭで聞いた「フルッチョ・ブゾーニ：トッカータ」という曲に魅せられて、YAMAHAはじめ楽譜屋さんを転々。でも見つからず、あきらめていました。
「トッカータ・プレリュード・ファンタジアとシャコンヌ」という楽譜ならあるんだけどなぁ、とかれこれ二十年。
実はブゾーニのトッカータとは「トッカータ(プレリュード、ファンタジアとシャコンヌ)」というのが正式な題名だったことに気付いたのです。4曲ではなく一曲の中に3つの部分があったのです。
某国営放送が「ブゾーニ作曲トッカータ」というから信じ切っていたのに…(間違いじゃないけど)。
で、楽譜は手に入りましたが、ブレンデルが「最も難しい曲の一つ」というだけあって難物です。
難しいというのはクセナキスみたいに「演奏不可能」とかそういう意味ではなく、内容の充実した演奏をするのが、ということだと思います。もちろん技術的にもとても難しいのですが。
最初は「何？」って思うかもしれませんが、繰り返し聞いているとスルメのように味わいが深まると思います。
