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お話しした通り、私はコルトー先生版の楽譜を底本として、全音の楽譜と比較しながら練習しています。運指はコルトー先生のものを極力使用し、跳躍の回避は基本的にしないようにしています。
しかしコルトー版では説明の分だけページ数がかさみ、また、譜めくりのしやすさは考えられてはいません。そこで、実際に弾くことを想定して写譜をしてみることにしました。特にこの曲は似た部分が多く、自分が今どこにいるのかわからなくなってしまうので、暗譜するのは現時点では賢明ではないと判断しました。
MuseScore 2というフリーの優れたアプリケーションがあるので、思いの外きれいに写譜することができます(最初は機能がわからず、フリーソフトだからこんなものかと思っていましたが、どうしてどうして、強力な楽譜ワープロです)。
写譜することで今まで気づかなかった自分の間違い、例えば音程、スタッカート、スタッカーシモ、スラーなどのアーティキュレーション、音量の指示など、いろいろな点に気づかされます。
また、このソフトでは譜表の様々なプロパティを変えることができるので、かなりページ数を少なくすることができます。また、譜めくりしやすいところでページを変えるように調整もできます。もう少し小節に音を詰め込みたいところもあるのですが、これは致し方ないでしょう。
まだ、細かいところは未完成ですが、練習はまだまだ本を使うので、少しずつ仕上げていきたいと思います。