悲愴-その9(ついに!禁断の左右の手の割り振り変更)

「悲愴」
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さあて、ついにこの時がやってまいりました。自分でもいいのかどうなのか悩むところです。メロディーを目立たせるために練習をしてきました。もちろんそのまま進むことも可能です。納得できる演奏も成功率はまだまだ十分とはいえないまでもできるようになってきました。その努力は無駄になるのでしょうか?

そんなことはないと思います。基本的に伴奏を左手で採るのはほんの一部です。あとはやはり右手の注意深いコントロールが必要になります。大半の場面ではここまで練習してきたことが表れると思います。

百聞は一見に如かず。どうなったか動画でご確認を。


いかがでしょうか?聴いている分には自分で言うのもなんですが、ハッキリとしたメロディーが浮かび上がっていると思います。いったいどういう運指で弾いているかというと…。<クリック、または画面を横向きにして拡大>

赤い音符が右手、青が左手です。

実際は映像を見ていただければお分かりの通り、替え指(キーを押さえたまま指だけ置き換える)も使用していますが、どうすれば記譜できるかわからなかったのでそのままです。ソフトはMuse Score 2 です。

楽譜は園田版が書き込みやすいのでそちらを使っています。最初から16分音符を左手で採るという暴挙に出ています。そして最初の②の音が左手では届かない(私には)ので、右手の人差し指で弾きます。再び左手でシ♭の音を弾きますが、小さく弾くことによって三度しか離れていない右手のメロディーを邪魔しないようにできます。この時当然、左手の5の指は鍵盤から離れてしまいますのでペダルで支えています。
三小節目の16分音符2つまではそのまま左手で弾き、小節冒頭の三度音程でメロディーが霞むのを防ぎます。半拍目から後は楽譜の運指通りに戻ります。

このように弾くことでかなりプレッシャーを軽減することができました。特に出だしの一拍目から三度音程がありますので、かなり楽に弾き始めることができます。

まだまだ指が走っています。落ち着いてテンポを落として安定させる必要があります。正直のところこれでこの楽章の最難関は解決したかと思っています。

中間部は正確に弾くのがやや難しいですが、あまりテンポを上げ過ぎないようにすることと、和音を丁寧に弾くことがカギだと思います。盛り上がりのところでどうしても雑になってしまいがちですので。電子ピアノで目立たせることが難しいと思われた部分、特に左手が低音から駆け上がってくるところですね、ここが埋もれてしまうのですが、アコースティックピアノで弾いたところ意外にハッキリと聴こえます。やはりアコピはいいですね。

そんなこんなで、回数は少なめでしたが、何度かさらってからお披露目をしたいと思います。家族も待たせていますし。何かショパンで気に入った曲があるらしいです。今度の練習はそれになるのかなぁ?

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