細々と練習を続けている「月光」ですが、久しぶりにアップロードしました。以前「けじめ1」でアップロードした時の方が丁寧に弾けているかと思いますが、また数か所かなりミスってますが今回は編集なしということで、大目に見てください。
何もまるまる第三楽章をアップロードしなくてもいいのですが、自分で感じた点について少し説明させてください。
ラ・カンパネラを練習して、変わったと思える点が二か所ほどあります。
まず最初に、右手の音型で苦労していたところです。楽譜でいうと、
ここで、小指が届かず、肘を右へ延ばしたりいろいろしていましたが、今回の動画の32秒目から見ていただけるとお分かりのように難なく届いています。これは、ラ・カンパネラで指の開きの練習をかなりした成果ではないかと思います。ここまで届くようになるとは自分でも驚きです。
もう一か所は最後の半音階です。時間でいうと5分24秒からの登りスケールとトリルが、難がないわけではありませんが以前よりもずっとスムーズになっています。これも、リストのおかげではないかと思います。ラ・カンパネラには半音階的な動きが多いですし、トリルもそうですね。
こう考えてみると、複数の曲を同時期に練習することには相互作用があって、よい結果を生み出すことが明らかなようです。
この演奏で残念なのは途中で左手にメロディーが移って少し後のところです。右手が完全に崩れてしまいました。直前の苦手なところを通過してホッとしたのがいけなかったです。これがなければ、他の間違いや引き直し、左右のテンポのずれ等もう気にしないで、最後のアップロードにできたのにと思います。納得いく演奏ができるとは思ってもいませんが、もうちょっと説得力のある演奏をしたいですよね。
あと、カメラの位置を左にずらさないといけませんでした。ラ・カンパネラのままで撮ったので。
なかなか新しい曲に入っていけませんが、やはり「即興曲第一番」がよいのでしょうか?「熱情」も捨てがたいですが、今まだ「ラ・カンパネラ」と「月光」と「愛の挨拶」の伴奏の三曲が同時進行しているので、やはり「即興曲」でしょうか。どちらの方が興味を持っていただけるのでしょうね?最近更新が止まっているので見てくださる方もだいぶ少なくなってきていますし。悩むところではあります。
とはいえ、教師とはちがいますからそんなに重荷に感じなくてもよいとは思っているのですけれどもね。最初の「楽しい練習」から離れていかないようにということだけは注意しています。熱中するとあとさき見えなくなってきて、きつくなっているのに気が付かないことすらあるものですから。本末転倒ですよね。
それでも、たとえ反面教師でもよいからピアノの上達を望む方々の一助になりたいと願っています。