ある日突然、思いもかけず上手く弾けてしまった、という経験をあなたもお持ちではないでしょうか?そんな時皆さんはどうされていますか?
「よし、今日は調子がいいからこのまましばらく練習してみよう」というのが一つの考え方。もう一つは「良いイメージができたので練習を切り上げよう」という考え方。どちらが良いのでしょうか?
答えを知りたいのは私の方ですが、どちらかというと「切り上げる」派に入るかもしれません。怠け癖があるからかもしれませんが、そのまま続け過ぎると折角の感触がまた分からなくなってきます。
また、調子のいい時に弾きにくいところを練習するといいだろうと思って続けていると、「ああ、やっぱりだめだ~」となることもありました。
どうやら脳に良いイメージをしっかりと保つことが重要なようです。一晩寝ると脳が様々な情報を睡眠中に整理すると聞いたことがあります。うまく弾けたときのイメージをしっかり刻み込むことで、自信も持てますし、「切り上げ」によって、上達が早くなることもあるように思います。
またスキーの話で恐縮ですが、あるインストラクターはこぶ斜面を上手に下りてくることができたら、その日はもう練習をやめるとのことでした。年齢的に腰をかばってということもあるようでしたが、良いイメージを保つことが大切だと書いていました。ピアノも同じかもと思いました。
指があまり言うことを聞かない日は、難しいパッセージをゆっくりと練習して、何度も何度も正しい指遣い、バラ着かないテンポや強弱、と言ったことを意識しながら、脳にイメージを送り込んでいくのが良いかもしれません。
もっともこれは私がそう思っているだけで、何の根拠もないのですが、また、人によって異なるのかもしれませんが、何をするにしても自分がうまくできている時のイメージをしっかり持つのが大切なのは確かだと思います。上手くいかない想像をしてしまうと、たいていその通りに失敗する、そんな気がします。
それに、上手にできた時に早々に練習をやめてしまうと、また早く練習したくなるでしょう?リフレッシュなんですから練習に気乗りがしないようではまずいですよね。
好きこそものの上手なれ。どうすれば練習を楽しむことができるか考えることも大切ですね。日々ののストレスの中で、隙間時間を見つけて練習している場合などには、練習できる時間帯が決まってしまうかもしれません。それでもその時にしてみたい練習をするなら、苦痛を感じることはないはずです。そのためにはいろいろな練習メニューを持っておくのが役立ちますね。
何日も間が空いてしまうのは望ましくないですが、たまにはサボるのもいいかも。意外と脳はそういう時でも活発に活動して、上達へ向けてシナプスの再構成をしているのかもしれません。
ほんっとに根拠のない話ばかりですねぇ。すみません。ピアノ早く直らないかな~。