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とりあえずは楽譜です。全音のピースと園田隆弘校訂譜の両方を検討していく予定です。左が園田版です。
さて、園田版の第2楽章の記譜には決定的な違いがあります。一般的にはこのように記譜してあります。
右手と左手の弾く音符がはっきりとわかります。ところが園田版では下記のようになっています。
いかがでしょうか?メロディーラインのみが上段に記譜されています。運指を見れば、弾き方が標準と違うわけではないのは明白です。
さて、どちらが弾きやすいでしょうか?実は標準版の方が弾きやすく感じるのです。単純に慣れの問題なのか、下段に右手で弾く音符が書かれているのは正直読みにくいです。それでも、現在は園田版で練習を始めました。
おそらく園田先生はメロディーをハッキリと弾くことを強調するためにこのような記譜をされたのだと思います。実際、右手で16分音符を弾きながらメロディーを浮き立たせるのはなかなか難しい技です。
こんな時コルトー先生だったら、16分音符をスタッカートで弾く練習などを薦めてくるような気がいたします。まだ、譜読み自体が中途半端なので、そういった練習をしていませんが、おそらくその辺り、つまりメロディーをはっきり浮き立たせるための練習から入っていくと思います。
他に弾きにくい点は装飾音符の入った音型でしょうか。園田先生はその都度弾き方を指示してくださっているので助かります。
そうそう、言い忘れていましたが、今回は第2楽章だけ練習する予定です。「悲愴」全体を聴いている分にはそう難しくはないように思えるのですが、実際はかなり難しいように思います。そうでもないでしょうか?
第2楽章も思ったより難しいかなと、ちょっと困っています。