ラ・カンパネラ – その43(三連符のヒントとゆっくり弾く練習)

「ラ・カンパネラ」
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今度はノーマルな練習方法です。ゆっくり弾いてみました。まずは三連符で上昇していく部分です。成果は後でまとめるとして。




速く弾くと三連符の二音目が出にくいです。これは一音目を弾いた指が残っているので、次の打鍵が効かなくなってしまうのが原因でしたね。連続打鍵する場合のピアノの性能にもよるので、アップライトピアノよりはグランドピアノの方が有利です。私の電子ピアノはグランドには劣りますが、そう悪くはないようです。ゆっくり弾くことで一音目をすぐに離すように練習しています。

あと、この上昇していく三連符ではだんだんと指の間隔が狭くなっていきますので、親指と人差し指が徐々に手のひらの下に潜り込んでいくようなイメージを持つとよいかもしれません。これも個人差がありますが、こうすることで私の場合、親指と人差し指が縦(自分から見て)に並ぶのを助けて、二つの音符を続けて弾きやすくするのに役立ちました。イメージですので画面からはわかりにくいかもしれません。

次です。

続いては、右手が2オクターブにわたって伴奏をする部分です。ここの運指はどうしてもコルトー先生の教え通りには弾けませんでした。いや、本当はその通りに続けていれば今はもっと楽に弾けているのかもしれないのですが。

ここはイン・テンポで練習しています。切り出して練習する方が難しい部分だと思います。流れに乗ってしまうと比較的楽なんですが、切り出すことにより、きちんと弾けているかどうかを確認しながら練習することができます。もちろん最終目標は流れの中にきれいに収めることなのですが。

この部分を流れの中で引いているところが以下の動画です。最後ミスっていますが、切り出すよりスムーズに弾けていると思います。

通して弾く練習ばかりしていると、弾けているような気になってしまうことがあります。切り出すとその辺が良くわかります。弾けている、と思うところを切り出してみるのも一つの練習方法だと思います。

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