ラ・カンパネラ – その45(各部をつなげてみる)

「ラ・カンパネラ」
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場所的には先回の続きになるのですが、練習した個所をつなげてみます。三連符の練習はそれよりも前でしたが、成果の方はどうなっているでしょうか?

ミスも目立ちますが、流れは自分の意識している通りになっています。本番でこのくらいの演奏ができれば文句はありません。なかなかそういうわけにはいかないと思いますが。


始めの部分はオクターブが変わって二度弾かれるところですが、微妙に♮などが入っていて違いがあり、続けて弾くと失敗しやすいところです。それぞれを別々に練習することによって、「似ている部分だから」と気を緩めずに弾くようにできたと思います。

そのあとの右手の音数があっているか微妙ですね(笑)。

第一テーマが三連符で出てくるところですが、自分で思ったよりも弾けるようになった感じがします。ところどころ第二音が出ていませんが、とりあえずメロディーが聴こえてきます。ただ最後の上昇していくところは、まだ難ありですね。それに加えてデュナーミク(強弱)がほとんど意識されていません。最後がデクレッシェンドになっているのはよいのですが、それは音程が上がって音が小さくなっているにすぎません。その前にクレッシェンドがあることをもっと意識すべきでしょう。

「進歩しない」「上達しない」と落ち込んでしまうことがありますが、録音、録画で客観的にみると、決してそうではないことに気付きます。私にしたところが、最初の方の練習と比べてみるといくらか変わってきたことがわかります。でも、自分では上達が遅いなぁと感じてしまうわけです。

先生に付ければ励ましの言葉もあるのでしょうが、独習しているときは、何かモチベーションを上げる必要があります。目標、例えば発表会などのことばかり考えているとかえって焦ってしまいます。うまく自分を褒められれば良いのですが、録音はその点で大変役に立ちます。つかえているところが弾けるようになったとか、テンポアップしたとか、表現する余裕ができたとか、ある程度暗譜したとか、何か自分をおだててあげられるとよいと思います。

それからピアノ(に限らず楽器)を練習している意義を忘れないことですね。これは「楽しみ」です。確かに「苦あれば楽あり」のところもありますが、イライラするくらいなら練習を休んだってよいのです。そう、義務ではない。これは強みです。「~ねばならない」というのはやめましょう。「~もできる」という視点から常に練習を楽しみましょう。結果ばかりを考えるのではありません。

「この曲を(ある程度でも)弾けるようになったら、以前難しかった曲がやさしく感じる」というのは、良い視点だと思いますし、実際によくあることです。

以前苦労した曲を引っ張り出して弾いてみてはいかがでしょうか?

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