すっかり新調する気になって試し弾きに出かけてはみたものの

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前回、修理は諦めて新しいものを買いに行くつもりだと書きましたが、心変わりしました。

ヤマハのP-115という機種を候補にしていました。非常にコンパクトで、部屋が広く使えますし。ホワイトを選べば、部屋にもなじみます。


写真で見る分にはいいのですが、実際に見るとかなりチープな感じです。実際に弾いてみた感じでは特に問題ないですし、音にも不満はありません。50,000円ほどで入手できると考えればかなりリーズナブルです。チープな作りの分(譜面台などもう後ろにはみ出ています)、鍵盤や音色に力を入れてくれているといいのですが、取り立てて際立った感じはありません。実際の重さは半分くらいか3分の1くらいになりますが、出力もかなり小さいです。まあ実際そんなに大きな音で弾く機会はないですけれども、余力があるに越したことはありません。

同じ価格帯のカシオのプリビアというピアノを弾いてみたのですが(価格帯は様々ですがあくまでも同価格帯)、かなり鍵盤がざらっとしています。滑らないので弾きやすいといえば弾きやすいのですが、アコースティックピアノでもスタインウェイを含めてこんなにざらざらしたピアノを弾いたことはありません。それ以外は弾いた感じであまり違いはありませんでした。若干音量が大きくできるかなと思いました。

同価格帯のものが幾つかありましたが、特に心引かれるものはなかったです。
そうなるともう10万円以上のいわゆる電子ピアノですね。このあたりは中途半端だと思うんです。その先は予算を大きく上回ります。

改めて自分のステージピアノを調べてみると、結構いいものだったんだなぁと思いました。それと同時に、材質に欠陥があって白鍵が欠けやすいという問題があったことがわかりました。もしかするとそんな事情があってオークションに安く出されたのかもしれません。

オーバーホールの様な修理をするとP-115とほぼ同じ費用が掛かるのですが、それならオーバーホールしようかなと。

相見積もりを取ろうとしたのですが、依頼できそうなお店が一件だけでした。

直すか新品か、アコースティックなら直すで決まりだと思います。今回の見積もりは電気系統は含まないので、そこがだめになれば終わりです。いずれは使えなくなるので、その時はその時ですね。P-115でも録音機能や様々な音色を出すことができるのですが、当然機能が限定されてきます。PF-500は調律も変更できるので、実際ちょっと変えて使っています。とは言え…

スキーを始めたころのことを思い出しました。当時は高級(?)なスキー、手入れの行き届いたスキーの方がうまく滑れると思っていて、カタログを飽かず眺め、手入れもしていました。が、スキーの上手な友人の板がボロボロなのを見て、目が覚めました。

やっぱり練習が大事なんですね。用具にこだわっているうちはまだまだということでしょうか。ツィメルマンのレベルになると自分のピアノと旅することになるのでしょうね。

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