またずいぶんと間隔があいてしまったものです。体調やら仕事やらでほとんど練習することができなかったのは残念です。しかし、久しぶりに弾いてみたところかなり覚えていたので、気をよくして自分にダメ出しをしてみようと思います。
たまに間違うところ、つっかえるところは、まあ良しとしてください。
1.まず全般に言えることです。右手の中指・薬指で顕著ですが、第一関節が逆に曲がっています。いわゆる「マムシ」です。
子供の頃はよく、指を丸めるように指導されました。前にも書いたかもしれませんが、ピアニストの指はまっすぐに伸びているように見えます。幅広く鍵盤を捉えようとしているからなのでしょうか?幅の小さい時には丸っこくなるのかよくわからないのですが、少なくとも逆に曲がっているのは良くないですね。だいぶん癖になっているようで、修正には時間がかかりそうです。
2.(1分8秒) ここからのフレーズでメロディーに余計な音が加わって聞こえます。演奏中から気になっていて注意はしているのですが不十分なようです。
もう一度聴くときはページを読み込みなおしてください。 ここの赤丸で示した音符が右手の低音部に重なるため、全部同じ音量で弾くと、 と聞こえてしまうのです。特に最後のシの♭は目立つと致命的で、まるで別の曲のようになってしまいます。そこで赤丸で示した音符をもっと小さく弾くべきでしょう。これを練習していきたいと思います。
3.(1分19秒) 上記のすぐ後ですが、12小節目に最初に登場するときはf が維持されているため、まずデクレッシェンド・クレッシェンドとなっています。これができていません。いきなりpになっています。
もう一度聴くときはページを読み込みなおしてください。
こちらがその部分の楽譜です。
見づらいですがまず、デクレッシェンド、次にクレッシェンドが書かれています。とはいえ、それぞれの音量の変化を三拍の音符で表現するのはなかなか難しいです。
次に出てくるとき(20小節目)では、それ以前にデクレッシェンドが書かれているので、すでに音量は小さいためクレッシェンドだけで済みます。こちらは楽です。ただし、2分12秒あたりから聴くとデクレッシェンドではなくいきなりp になっていますね。きちんとデクレッシェンドを行ったうえで、出来るだけ違いを際立たせたいところです。
4.(2分45秒) まずp で始まります。(2分53秒)次にpp になるはずですが今一つ違いがはっきり出せません。
もう一度聴くときはページを読み込みなおしてください。
こういう時はp の方をもう少し大きめに弾いておくと差をつけやすいですね。そのためには、さらに前の部分を大きく弾く必要がありますが、楽譜をよ~く読むと・・・。そういうふうに書いてありました。明瞭ではないのですが、直前は少なくともmf かf と読み取れます。2分39秒からの走句を軽やかに弾くことに目が向いてたため音量を抑えていましたが、そうではないようです。この走句、楽譜は結構複雑です。スタッカーティッシモ(ペダルを離すの?まさか)、そしてスラーの中のマルカート。実際にどうやって弾くのかショパンに聞きたい気持ちでいっぱいです。
5.(3分35秒) ダメ出しというより怪我の功名です。ここにはsenza Tempoと書かれています。何をどう勘違いしたのか「一定のテンポで」弾くのだと思い込んでいましたので「あ~揺れているなぁ」と思ったのですが、実は「テンポを定めずに」弾くのが正しいということです。もっと揺らしてもよいのかもしれません。
6.(3分43秒) 小さい音符のところです。ぎこちないです。数はあっていると思いますが、練習あるのみでしょうか。
というわけで、自らに突っ込みを入れてみました。途中つかえているところはそんなに気にしていません。この録画をしたときに起きたのであって、いつも同じところで間違えているわけではないからです。
第三者から見ればさらに突っ込みどころはあると思いますが、私としてはこれくらいの箇所である程度納得のいく演奏ができれば、家族に披露してもよいと思っています。このまま時間が取れればそう遠くなく弾けそうです。
並行して練習しているラ・カンパネラは退行している個所もありますが進歩しているところもあり、まだまだ続きそうですが、そろそろノクターンの次に何をするか考え始めているところです。気が早いかな?