ラ・カンパネラ – その30(練習時間が取れないとき)

「ラ・カンパネラ」
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練習の時間が取れず、すっかり更新が途絶えています。基本的に朝練です。隣近所は朝が早いですし、電子ピアノですからほとんど問題がありません。

とはいうものの、練習の時間が取れない時があります。ほんの少し、楽器に触れるだけでもよいから、とフルートの先生(吉田雅明さん?)がおっしゃっていました。


素人の場合、少し練習をさぼるとそのあと思いのほかうまく弾ける、という場面があります。これはある意味錯覚のようなもので、玄人とは変化の基準が違うので、単にゆっくり弾いているとか、とにかく「思いのほか」というのが曲者です。長続きしません。つまり、その上手さ加減でいつも弾けるわけではなくなってしまい、大波小波に振り回されてしまいます。

今までいくつか演奏のためのヒントを紹介してきましたが、自分自身でなかなかうまく適用できないところがあります。最近の練習方法はスピードを遅めにしてひたすら弾く、というものです。ようやく楽譜が頭に入ってきましたし、ゆっくりならだいぶ弾けるようになってきました。後はこれしかないのかもしれません。

通して弾く場合ですが、漫然と繰り返すのは良くありません。同じ場所で同じ間違いをするようであれば、反復練習、それもリズム変奏を伴ったもの、運指を見直していくこと等が大切です。

最後に主題が16分音符になる箇所はかなり弾けるようになったと思います。しかし、コーダに入ったところで、左手のオクターブ越えの音型がうまく定まりません。「目をつぶってでも弾けるとよい」などと書きましたが、この部分では目は左手に釘付けになっています。むしろ右手の方を見ないで演奏する方がうまくいきます。それでもある一定の速度以下でしか弾けず、無理をすると荒っぽく音を外してしまいます。早さより丁寧さが必要です。

最後の部分の録画はできたのですが、まだかなりレベルが低いのと、YouTubeにアップロードするまでが結構手間です。

どうしても弾けない、と思っていた部分も速度を落として弾いています。怖いのは、以前弾けていたはずなのに全然思い通りにならない時があることです。しかし、それは退歩と捉えず、耳が肥えてきた、と考えるべきでしょう。仕事のことで少々大変ですが、まだあきらめはしません。

飽きてしまわないよう、引き続きエルガーの「愛の挨拶」の伴奏を練習しています。1/2くらいの出来でしょうか?ちょっと甘いかな? 速度を上げてきたので、弾けた部分が弾けず焦るときもあります。でもそういう時はたいていオーバースピードで入っていていることが多いです。こちらもゆっくり練習します。

ベートーヴェンの「月光」第三楽章が易しく感じられるようになってきたのは驚きです。まだボロボロですけれど。

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