ラ・カンパネラ – その53(だんだんこずるくなってくる・・・)

「ラ・カンパネラ」
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久しぶりのラ・カンパネラです。(説得力があるかどうかわかりませんが、一応動画も付けました)。

基本的に自分のために弾いているのですが、もちろん誰かに聴いてほしいものです。どうせなら上手に聴かせたい、というのが本音です。でもだんだんと「実際より」うまく弾いている「ように」弾く、という手段を探し始めます。ずるいですね。

まぁそれでも自分も聴く人も気分が良くなれば別に問題はないかと思っています。ただ、どうやってそうするのか。やはりある程度練習を積んでいく必要はあるんですね、どうしても。それで、ずるいというよりも「見切りをつける」ということを考え始めます。


この部分はいまの自分ではこれ以上の上達は難しいだろう、と見切りをつける。つまりは当面は断念するということです。

自分で録音したものを聞いてみると、弾いている時よりも後で聴く方が上手に聴こえる、ということがあります。思ったより弾けている。そしてそれを信じます。意外にもそれが自信につながって功を奏することがあるようです。

あと、周りに褒めてくれる人を集めること。つまりいい友達ですね。これも大切です。音楽教室の先生だって「上手になりましたね」って褒めてくださるでしょう?もちろん通い続けてほしいという本音もあるわけですが、そうやって褒められることで練習を楽しみに変えてしまうことです。

専門家はどうなのでしょう?非常に怖い先生もいるらしいですけれども、とても優しい先生もおられる。これはある機長さんの書いた本で読みましたが、欧米の教官はとにかく褒めまくるそうです。「グレート!」とか「エクセレント!」とか言われるとなんだか恥ずかしいそうですが、どちらかというと日本の教育は「短所をなくす」という傾向があるように感じてきました。最近はどうかわかりませんけれども「長所を伸ばす」方が効果的のように思います。

あと自分で考えることですか。言われた通りにそのままするのではなくて。でも、以前NHKでルイサダ先生が教えていた時、「ここはこうするといいよ」みたいなことを教えて、あとでおさらいするときにそのようにすると「メルシー」と言っていたので、やはり教えたことを聞いてくれるのは先生としてもうれしいらしい。

さて、三連符の練習を未だに続けておりますが、そろそろ限界かもしれません。といってもそんなに時間をかけているわけではありません。それこそ時間がないですから。で、今こんな感じです。

やっぱり連打できていないところが気になります。しかし、ですね。伴奏に紛れさせてしまうとあまり気にならなくなってくるものです。こんな感じに。

いかがでしょうか?むろん下手は下手ですが今はこれでいいんじゃないか?って気になってきました。

おそらくこれ以上求めるとつらいでしょう。練習が楽しくなります。ある程度のところで手を打つというのも一つの選択肢なのではないでしょうか?

最近、練習が楽しくない、という方がおられましたら一度立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。自分はどこまで望んでいるのか?きっと肩の力が抜けますよ。

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