悲愴-その4(伴奏の滑らかさとバランス)

「悲愴」
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というわけで、16分音符の伴奏をゆったり滑らかに弾いてみたいと思います。メロディーを外して弾いてみます。ただ、運指をきちんと書き込んでいないので、メロディーを弾いているときと同じ運指になっているかどうかはかなり怪しいです。まず最初の段階。


最初の頃よりはだいぶ良いのですがまだバタついています。もう少し滑らかになるように弾いてみたいと思います。


今度はどうでしょうか?


幾分良いようです。やはり16分音符を極力小さな音にして弾いてみたいと思います。

そこで気づいたのですが、左手の音量はどうでしょうか?この前も書きましたが、ある程度の音量を保ってしっかり支えてやった方が全体のまとまりが良いのではないかと考えました。つまり、バスとメロディーをハッキリ、中間音域の16分音符を小さめに、ということです。

このことを意識して引いているのが下記の動画です。なかなか思い通りにはなりませんが。というか、メロディーなしでバランスが取れているかどうか、ハッキリしないということですね。

撮影位置が悪くて一部低音部が映っていませんが、特に強く弾くというよりも、やや加重をかけてやる感じ、とでも言ったらよいでしょうか。どんな楽器でもそうでしょうが、一音一音に注意を払って演奏するというのは本当に大変ですね!さて、これにメロディーを乗せてみるとどうなるか?けっこう緊張します。


という感じになりました。なんせメロディーの方も抑揚を考えながらですから、しみじみとピアノって難しいなぁ、でも楽しいなぁと思います。

さて、ここまで練習してきてあまり進歩を感じられないかもしれませんが、最初の時のと(嫌だけど)比較してみましょうか?

どうでしょうか?最初の録音を聴いてから、改めて現時点での最終版を聴くと、幾分かはゆったりと静かに穏やかに弾けるように成果が出ているようですが欲目でしょうか?変わっていることは間違いないと思います。

自分では納得できましたのでいいことにします(笑)。

この続きの部分ですが、むしろメロディーははっきりしますし、弾きやすいと思います。とにかく16分音符をバタバタさせないことですね。

曲はp から始まっていますが、ベートーヴェン自身はあまり細かな抑揚は記入していないようです。園田先生はクレッシェンド、デクレッシェンドを記入の上、ペダルも細かく書き入れてくださっているので参考になるのですが、全くそのままにする必要もないと思います。普及版と比べてペダルは控えめだと思います。弾いているのも電子ピアノですし、楽器全体が鳴っているのと違うのでもうちょっと踏んであげないと音が切れ切れになりすぎるきらいがあります。

などと偉そうに書いていますが、指が鍵盤にしっかりと残っていないことが原因かもしれませんね。

次回は第2テーマに進みたいですね。

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