即興曲第一番-その6(難関)

動画あり
このページには広告が含まれています。

この曲で特に難しいのは以下の部分だと思います。

アクセント記号を書き込んでいませんが、右手は二つずつ、左手は三つずつ音がかたまっています。しかも右手のアクセントは裏拍です。そして左手には跳躍があります。んー、でちゃんと練習しないとこんな感じになります。

(ありゃ、また音量がそろわない)。
とにかく音の洪水になってしまいました。で、どうするか?幾つか練習を考えてみました。もちろんコルトー先生も解説していますが、そのまま載せるわけにはいきませんので。


こんな方法はいかがでしょうか?

練習1

練習2

練習3(アクセントのついていない元の譜。アクセントをつけるべきか)

こんな感じで練習していけば、右手は何とかなるのではないかと期待しています。左手はゆっくりした速度で練習していきます。右手のリズムがそろわなければ再びリズム変奏の出番でしょう。

で、どの程度まで行ったかというと(うまくいった時だけですが)

他でも使うために前後に今は関係ない部分が入っています。速くは弾けませんがとりあえず形にはなりました。

こういう部分ではやはりじっくりストレスをためない程度に基礎練習を繰り返すのが効果的なようです。なかなか思うようにはいかないのですが。実際のところ、失敗率が結構高いです。とても人様に聴かせられるところまではいきません。

とにかく今回言いたかったのは、弾けないなら練習を工夫しよう、ということです。弾けない場合は理由があります。指の力のアンバランス、特定の指から指への動きが滑らかでない、不適切な運指、各指の独立性の欠如、等々。それで何度も何度もリズム変奏が出てきたりするのです。どうしても越えられない壁は他の方法を考えることも必要でしょうね。たとえば私の場合、薬指と小指でトリルしてと言われてもできません。絶対できないとは言いませんが、たぶん・・・。ですから他の方法でカバーすることを考えるわけです。

楽器の演奏って頭を使いますよね。ボケ防止に良いのではないかと思っています。じつはボケボケですけども。上記の練習も私にはあっていると思いますが万人向きかどうかはわかりません。なぜうまくいかないか?人それぞれだと思います。ぜひとも自分専用の練習を見つけてほしいと思います。コルトー先生の練習方法はかなり汎用性が高いと思いますので、特に即興曲は日本語版が出ていますのでお勧めしたいと思います。練習自体が難しいものもあるのですが。

やはりチャレンジすることをあきらめてはいけませんね。何事も。私は若いころからずっと続けてきた仕事が最近になってうまくいかなくなって、やはり年のせいかとしょげていましたが、またチャンスがやってきましたので今度は何とかやり遂げたいと思っています。

気持ちを前向きに持っていけるピアノをこれからも続けたいと思います。

タイトルとURLをコピーしました