(2016.11.21 追記)
このページの情報はあくまでヒントとして提示いたします。弾き慣れるうちに指を曲げる感覚は徐々になくなってきました。練習の一過程として参考にしていただければ幸いです。
出だしにこういう難しいフレーズが来るのはつらいものです。ただでさえ緊張しているというのに。おまけに間違えた日には曲の最後まで引きずってしまう可能性だってあります。
毎回、最初の部分をさらってみているうちに、この意識を持つとよい!と 感じる方法がありましたので、書いてみます。相変わらず下手は下手なりに何ですが。
音を外しにくくする一つのヒントです。
まず以下の動画をご覧ください。
ちょっと速くてわかりにくいかもしれません。別テイクですがスローモーションにしてみました。右手の親指が白鍵を弾くところに注目してください。
一言で言ってしまえば、親指を立てることです。極力指の先端を使うようにしてみました。
イメージとしてはまず右手の親指と小指で、カタカナの「コ」の字を作ります。そのあと小指はまっすぐに伸ばします。
もちろんそうすると手のひらは鍵盤から少し離れます。どうも鍵盤すれすれを意識しすぎていたようです。また、手を扇状に大きく開けなくなりますから、その点は不利になります。黒鍵の場合、親指は寝せて指の側面を使ってもよいと思います。他の鍵を引いてしまう可能性は低くいので。しかし白鍵の場合はそうはいきません。
それでも、この方法ですとミスタッチが確実に減ります。狙った音をしっかり捉えやすくなるのです。もちろんしばらくの練習は必要になると思いますが、だいぶんと精神的にも楽になります。動画にあるようにあくまでもイメージではありますが、白鍵を弾くときに親指の第一関節が「くいっ」と曲がる点にご注目いただければと思います。
ぜひお試しください。
(2016.10.25 追記)
手のサイズがもっと大きな方なら、小指をまっすぐ伸ばすのではなく手のひら全体が緩いカーブを描くように若干湾曲した状態を保たれるとよいと思います。
私の場合、手が小さいですが、鍵盤すれすれではなく、むしろ手首をやや高い位置に持ってくることで同様の効果(手を左右真横に振るのではなく緩い放物線を描くような動作)を得ることができました。
コメント
右手のひらの形についてヒントを追記しました。
本ページを練習過程のヒントとしてのみ、提示することにいたします。
練習を繰り返すうちに再び手が鍵盤すれすれを飛ぶようになりました。それでも練習し始めたころに比べるとやや上を飛んでいるので、異なる鍵盤に触れてしまうことが少なくなりました。
練習の過程で、意識って変わるんですね。