ラ・カンパネラ – その34(33の実践)

「ラ・カンパネラ」
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問題の個所を実際に弾いてみました。編集した動画の時の方がうまく弾けているような気がしますが…。結構音を外していますね。あとテンポがめちゃくちゃです。たぶんサボった分だけ後退してしまったようですね。もちろん、本来はもっと速く弾くのでしょうが、高望みが過ぎるというものでしょうか?

実際の視線の動きに改めて注目してみると・・・。


再度楽譜を掲載しますが、
思ったより横方向の視野があるので左手の低音部分は見えていても問題ないということでしょうか。むしろ、右手高音部の手の感覚による移動に若干てこずる感じがしました。最後の長い赤い矢印の部分は感覚で問題ないようです。ここは見ていません。運指を記入できれば良いのですけれど。

ということで、視線の置き場所は特に問題ないようです。左手の低音と右手の低音が見えていれば大丈夫そうです。

その他に感じた点としては、手をどの程度開くか、ということです。私はあまり跳躍したくなかったので、手の開きで調整しようと努めていますが、手の開きをあまり変化させない、という弾き方も考えられます。後者の方が高度なのではないかと私は感じるのですが、人それぞれと思いますので試してみる価値はあるでしょう。

この部分の練習でおろそかにしがちなのは、一小節目の左手だと思います。二度目に出てくるときには異なる動きをします。そこでよく音を間違えるのですが、三回出てくるこの下降音型をきちんと練習しておかないと、問題の個所に入るときにすでに不安定になっている、というハンディを負うことになります。じっくり繰り返し練習すべき部分だと思います。

さて、作曲者のリストは手が特大だったそうですから、おそらくは手のひらき加減を調節するだけでこの部分を弾くことができたに違いありません。それでも「練習曲」と銘打っている以上、なんらかの「困難」を設定してあるはずです。それが、「スタッカート」ということになるやに思われます。

私はしつこいですが手が小さいのでスタッカートでしか弾けず、むしろレガートと書いてあったら投げ出さざるを得ないです。音を追うだけでプツプツと音が切れてしまいますが、これがスタッカートと言えるのかどうか?もう少し音をはっきり出したうえで、歯切れよく弾きたいものです。

今のところ練習すればするほど粗が見えてくる感じで、あんまり気分が良くないですね。できるだけ弾けているところを磨き上げる、というのもリフレッシュに気持ちを持っていく方法だと思います。

粗が目立つ部分については、そうですね、やはり速度を落として繰り返し弾くのが良いのでしょう。この点で人間の脳の造りの素晴らしさを頼りにして、楽しみながら続けていきたいと思います。

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