ラ・カンパネラ-その3(とにかく細かく分割しましょう)

「ラ・カンパネラ」
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指(手)はだいぶん飛んでくれるようになってはきました。
でも、第一テーマを練習してみましたが、前半と後半の微妙な違いでてこずっています。

楽譜では本当にわずかな違いに見えますが、前半部のメロディーラインにご注目。

無題14

後半部。違いにご注目ください。右手で違うのは前打音がつくだけ。
左手もオクターブ低いですが構成音は同じです。

無題16
ところがどうしてどうして・・・。ここに罠がありました。


無理をして第一テーマを通して引いてみようとしているのが下記の動画です。

前半が弾ければ後半も同じと思いがちですが(というかそう思った)、微妙な違い、この場合、前打音が入ることによって手の開きの感覚がかなり変わってしまうためと思われますが、あれあれ?となってしまうようです。

まずは、第一テーマの半分をきちんと練習し、改めて後半を別に練習するのがよさそうです。こちらは、後半部だけ練習している映像です。上の動画の後半よりはましではないでしょうか?え?ただゆっくり弾いているだけじゃないかって?そうです。そこが肝心かなめです。

まずはゆっくりでいいからできるだけ正確に丁寧に引くことが大切です。
ところが、通して練習してしまうと、どの程度の速さで弾けるのかが異なっているにもかかわらず、同じテンポで押し通そうとするために、問題が起きるのです。と、思います。

これは、ブゾーニ編曲のバッハのシャコンヌの練習についてWebで読んだのですが、変奏曲の各部をそれぞれ独立させて練習し、あるレベルまで成立させたなら、つないで、また通して練習する、といったアドバイスが本職の教師からありました。
教師曰く、最初から通して練習してはいけない、とのことでした。

なんとなく、その意味が分かったような気がしています。

いったい、全体をいくつの部分に分割することになるのやら。

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