せっかく弾くなら荘厳に弾きたい
バターンB
まだ右往左往しているのがバレバレですが、要は左手オクターブの低音側と高音側のどちらをより強調するとそれらしく聞こえるかどうか、片方の鍵盤だけを押さえています。かつ、パターンAでは1小節目が高音側、2小節目が低音側…、パターンBではその反対を試みています。
もちろん2分音符単位で入れ替える、という案もあります
(「動画テスト」でそれをしています。その方が自分には合っているかも)。
というより「高・低・高・低」と機械的に決めようということではなく、どの部分でどちらを強調すると「らしく」なるか、ということです。
基本的にオクターブは均等に重さを加えるのではないかとおっしゃる方もおいででしょう。ですが奇をてらうということではなく、何でも自由に試してみることもまた、曲の核心に迫っていく練習を楽しいものにしてくれます。
ちなみに、私はパターンAが好きです(実際に交互に強調するかどうかは別として)。
というのも、曲は協和音のPPで始まりますのであまり重々しくしたくないのですが、2小節目では新参者のH(B)の音を少し”ズーン”と強調することで、少し複雑になった和音を安定して響かせたいのです。
実際のところ、パターンBですと2小節目の響きがペラペラな感じになると思うのですがいかがでしょう?
両音共に均等に弾くべき場所もあるでしょう。そうした個所も含めて自分好みの響きを探っていくのは楽しいことです。人それぞれで良いと思います。意識するかしないかで、表現の幅がぐんと広がるに違いありません。
あ、そうでした。第一楽章を一貫して流れる3連符についても考える必要がありますね。均一に弾くのは私には難しいです。よく音抜けが起きたりします。グランドピアノ(ダブルレピテーション)ではないから…というのは、明らかな逃げですね。
さて、何を書いたら良いものやら。