こどものころは指遣いなどめちゃくちゃに弾いていました。
良くない癖がついてしまったようです。
高校生の頃は先生につかずに気が向くと好きな曲を弾いてみたりしていましたが、指遣いに従わなかったためにレガートの部分はすっかりダンパペダルに頼ってしまい。踏みっぱなしの癖もついてしまいました。
今でこそ、指遣いに従ったり工夫すればペダルなしで音をつなげて弾けることがわかったので、注意深くなりました。替え指(鍵盤を押さえたまま指を変えるという方法を知ったのもずいぶん後になってからです)。
私は手が男性としてはやや小さい方なので(9度は何とか弾けるくらい)、第一楽章に問題となる箇所があります(もう少し大きな手でも難しいでしょうね)。
替え指が必要です。
自分はこんな風に弾いていました。
ダンパー・ペダルに頼って小指でメロディーを弾いています。ちょっとこれは手が小さめとはいえ、いかがなものか?と思われます。
一方、お手本の園田版では下記のようになっています。
下記はそれに従ったつもりですが、園田先生はすべての指を書いていないので、あくまでの上記に則りつつ、指示されていないところは自分なりです。
小節終わりから二つ目の三連符で、親指を二度使っているのが滑らかではないですね。
また、いずれにせよ右手の小指を続けて使ってしまっています。もしかすると、園田先生は以下のように考えておられたのでしょうか?
実演はなしです。2-1-2-1-2-3と4-3を同時進行するのがちょっと難しそうなのでパスしました。
それで4-3の替え指をなくして、前半を自分流に、後半を先生の指遣いを参考にしてみました。
最初の譜面通りで、小指を頑張って残すというだけですが。そう、結局最初の弾き方に戻ってしまい、ただ1-1は使用しないようにはしました。
さらに、もしかすると最後のミを薬指で弾いたらもっと良かったかもしれません。
弾けるかどうかわかりませんが。
これだとすべてレガートに弾けそうです。
試してみました。
最後、小指から薬指までが十分に開かず、私の手のサイズでは小指を残しておくことは無理のようです。
まあ、やみくもに4-5としなくても5-5と弾けば楽譜通りなので、メロディーの最後は5-5にするか、5を少し早めに離すようにしようかと思います。
(16/06/22 追記)
無理に手を大きく広げて引くと、アコースティックピアノでは音量にかなりムラが出てしまいます。普通の大きさの手の方は無理せず5-5が良いかもしれません。
この辺は一人ひとり手の大きさも形も違うので、各人が探っていくのが一番良いですね。それ自体楽しめると思います。いいと思っても指がきつい場合お勧めしません。
何かのご参考になればうれしいです。