ノクターン第2番-その5(三か所のトリルについて)

ノクターン第二番
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ようやく吹っ切れて、自由に弾いていいんだと思えるようになってきました。ただし、思えるだけであって、思ったようにはなかなか弾けません。皆さんはいかがですか?この辺が練習の楽しいところでもあり、ストレスになりかねないところでもあるのですが、これといった期限もないことですし悠長に構えて続けていきましょう。

先日も書きました通り、この曲にはトリルが三か所ほど出てきます。(本当はもう一か所、trの記号があるのですがそれはプラルとみなして見なかったふりをします。今まで聴いた演奏の中で、そこを確かにトリルとして弾いていた奏者は一人だけ。最後の小音符が猛烈に速い人でした)。

プロで弾き分けている人を知りませんが、そこはそれ、自由なのでトライしてみています。参考にはならないかもしれませんが、自由でいいんだぞ、というところを強調しようと思いまして。


コルトー先生の練習譜ではなぜか最初のトリルだけ全打音がついているのですが、やっぱり誰もそのように弾いていないので、基本的につけません。でもだいぶん練習してしまったので思わずつけてしまうかもしれません。

あらら、こうして並べてみると、微妙なアーティキュレーションの記譜に違いはあれど、みな同じですね。これは同じに弾いた方がいいのかなぁ、とも思えます。とりあえず、順にやっていることは、順に


という感じです。三つめは気分で、


となることもあります。

ちなみに二つ目のトリルは、もう思いっきり速く弾こうとしているだけで、実際にそうなっているかはわかりません。無責任ながら。んー、どうでしょう。少しは変化がついて飽きにくいでしょうか?

とはいえ、もともとこの曲は同じようでも個所によって微妙に違うので、ようやく暗譜ができるようになったかな?というあたりにいます。もちろん必ずどこかでつかえるのですが。自分がどこを弾いているのかよくわからなくなってしまうこともあります。それで、最初の「全体を概観する」話が大切になってくると思います。I-I´-II-I´´-II´-I´´´-II´´-Ⅲと、最初の説明とちょっと違うかもしれませんが、流れを頭に入れておいて、ダッシュの部分の特徴も覚えておく必要があるのですね。

私は集中力がないので、弾き終えたところまで気になって楽譜を見てしまったりする癖があります。「今ので合っていたかな?」というわけです。これでは先に進めないですね。各部の特徴的な変化は頭では覚えたのですが、弾いているうちにわからなくなってしまいます。やはり集中力の欠如ですね。何とかものにしていきたいと思います。

今回は、「私はこういうことをしています」というだけの話でしたが、何かしら自分で創造的なこと、些細なことでもいいから考えていたいということです。表情の変化の付け方について皆さんのご意見も伺ってみたいです。

では本日はこれにて。

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